Sashikan Tategu Kogei

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  • 組子とは、釘を使わずに木を組み付ける技術のこと。古く室町時代に書院造りとともに発展したとされ、窓、障子などの建具や欄間の格子などにほどこされる日本の伝統技法のひとつです。一本の材木からわずか1.5ミリの木片に切り分け、切り込みやほぞ(木材を接合するための突起)を施して組み合わせ意匠(模様)を作り出します。それが用いられた建具が「組子物」。ひとつの意匠に10万個以上の木片が使われることもあり、そのひとつひとつはすべて職人の手作業で組み上げられます。また、意匠の種類は数百種類にもおよび、それらの組み合わせにより美しく個性的な建具が生まれるのです。

  • 伝統工芸組子建具

指勘の組子

私たちが得意とするのは、組子物の建具。伝統の意匠はもちろん、独自に考案したオリジナル意匠をふんだんに用いたデザイン建具は高い評価を得ています。一般住宅をはじめ、寺社、料亭などにも「指勘建具」が用いられ、日本情緒とモダンが融合した趣ある空間を演出しています。

光と影が織りなすモダンデザイン

小さな木片を組み合わせ、繊細かつ多彩な意匠を生み出す組子の技術。組み合わされた意匠は、まるで万華鏡のように華麗かつ多面的なひろがりを見せます。障子や欄間にほどこした組子は、外から差し込む光によって幻想的な影を映し出し、まったく異なる趣を醸します。

職人でありアーティストである

芸術的ともいえる指勘独自のデザイン建具はすべて、当主・黒田之男の手によるもの。おもに花鳥風月を題材とし、大胆な構図、華やかな絵柄を自ら考案。随所に匠の技を盛り込んだ他にまねのできない意匠を生みだし、高く評価されています。

  • Hanabi – fireworks-

    日本の夏の風物詩・花火大会をイメージ。
    材料を顔料で着色し、鮮やかに仕上げました。向こう岸で上がった花火が川の水面に映り込んだ様子を繊細に表現。浮世絵のような構図が印象的です。

    Hanabi
  • Mt.Fuji

    日本の象徴・富士山を一面に描いた大作。
    奥行きのある木の組み方で立体感を出し、独自の技法「後光組」で太陽を表現。影の部分は神代杉を用い、色の変化をつけています。

  • Nagoya castle

    名古屋城と近代的なビルを称えた町並みのコントラストが特徴的な、黒田之男ならではの感性が生み出した図柄。
    高度な技術「六方転び」を多用し、陰影・立体感を作り出しています。

    Nagoya castle
  • Renge -lotus flower-

    千本格子の中に幾何学模様を取り入れた、花形組子。
    仏教美術に用いられる蓮華をモチーフにした、オリエンタルデザインの逸品です。外からの光によって、花柄が影絵のように美しく映し出されます。

    Renge -lotus flower-
  • Korin

    「矢車後光組」という技法を用い、仏様の背後の光(後光)を表現。

    Korin
  • Hakuro castle

    「白鷺城」と呼ばれる美しい名城・姫路城を描いた大作。
    10万個以上の組子を綿密に構成し、組み上げました。特に、縁取りの部分に高度な技が用いられています。

    Hakuro castle

現代、そして未来を生きる伝統工芸

次代を担う組子職人の覚悟 黒田裕次

伝統的な日本家屋が減少の一途をたどる中、我々建具職人が技術を発揮する場も少なくなっています。現代生活様式にも似合う建具を開発する必要性を感じて思いついたのが、若い世代のデザイナーとのコラボレーション。この取り組みにより、伝統的な組子の概念を覆すデザイン雑貨などの画期的な商品とともに「角丸組子」という新たな技法が生まれました。これを手はじめに、組子の原点である機能性と美粧性を兼ね備え、日本の風土にふさわしい自然素材を生かしたモダンデザインの住宅建具を作りたいと思うのです。それは現代、そして未来に伝統工芸を生き続けさせること。これからの時代を生きる職人である私たち世代の使命だと考えています。伝統は、革新を繰り返すことでしか成り立たない。その宿命を、職人としてこの手でまっとうしていく覚悟です。

指勘オリジナルデザイン

気鋭のデザイナーとのコラボレーションにより、デザイン雑貨、インテリア用品の開発・制作に挑戦。伝統的な組子の技法・意匠に新しい感覚をプラスしたモダンデザインで、指勘の技と創造性を若い世代にアピールする新たなラインが誕生しました。

伊勢志摩サミットで採用された指勘建具工芸

2016年5月26日・27日に三重県伊勢志摩で開催された“伊勢志摩サミット”にて、来日されたアウトリーチ国首脳及び国際機関の長に対する贈呈品として当社の文箱が採用されました。
この文箱は地元三重県産の檜と杉を使用し、伝統技術である組子で「輪つなぎ」という吉祥文様で組み上げます。
今後は、多くの皆様にもっと身近に伝統工芸「組子」を感じていただけるよう、コースターや行灯などのインテリア小物商品のラインアップの開発を進めてまいります。

組子職人

三重・鈴鹿山麓、菰野。この地で伝え続けて三代、伝承する匠の技。

「後光組(ごこうぐみ)」「六法転(ろっぽうころび)」など独自の意匠を考案。“現代の名工”にも選ばれた、当社二代目・黒田之男。
その技術を継承する若き三代目・黒田裕次。このふたりの職人が、「指勘」独自の技を支えています。
マニュアルなどでは決して伝えられない技の数々。それは、先代から受け継ぐ伝統を守りながら、時代に合わせ、
自身の創造性を奮い立たせながら追究し続けてきた“革新”の上に成り立っているのです。

黒田 之男

二代目
一級技能士

伝統工法の組子技法で「後光組」「六法転」などの意匠を考案

受賞歴

平成6年 三重県知事表彰
平成11年 ミエマイスター称号受賞
平成13年 「現代の名工」厚生労働大臣表彰受賞
平成17年 春叙勲 黄綬褒章受賞

全国建具作品展示会

厚生労働大臣賞

中小企業庁長官賞(2回)

展覧会

平成21年「名工の技 黒田之男 組子建具展」

財団法人岡田文化財団 パラミタミュージアムにて (三重県菰野町)

平成27年ミラノ国際博覧会 日本館に出展

黒田 裕次

三代目
一級技能士

組子物など伝統的な技を学びながら新しい感覚でモダン建築に合う商品開発に取り組む

受賞歴

三重県建具作品展示会

平成20年 第30回三重県知事賞
平成29年 第38回三重県議会議長賞 他

全国建具作品展示会

平成20年 第42回(社)全国木材組合連合会会長賞
平成28年 第50回内閣総理大臣賞
平成29年 第51回全国森林組合連合会会長賞 他

伝統工法の組子技法で意匠を考案した「後光組」「六法転」

イベント

ミラノ万博に出展
2015年ミラノ国際博覧会 日本館に出展。組子の伝統技法や繊細な意匠は、世界の多くの人々から賞賛されました。

お問い合せ

見積作成に関するお願い(注意事項)

当社ホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
当社の見積作成は、基本的に有料とさせて頂いております。(但し、正式にご発注頂きましたお客様は無料とさせて頂きます。)
お客様お一人お一人のご要望に沿ったオーダーメイドを形にしていくには、使用する材料や工法、デザインなどによって大きく金額が変化致します。
当社では、出来る限り正確な見積をお客様にご提案することを心掛けており、見積作成から手作業で丁寧にデザイン等の考案、作成を行っております。
そのため、見積作成に多大な時間と労力が掛かっているのが現状でございます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

指勘建具工芸

三重県三重郡菰野町小島1537-1 
受付時間 AM9:00~PM5:00 定休日 毎週日曜日

TEL 059-396-1786

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